Column

内海 政嘉

企業変革を成功させるための方法と取り組み

会社は変わらなければならない

・・・企業変革を成功させるための方法と取り組み・・・

 

■企業環境の急速な変化

・顧客ニーズの多様化や製品・サービスへの品質要求の高まり

・IoTやAIなど、デジタル技術の加速度的な進展

・労働力不足や働き方改革の推進

など、企業を取り巻く環境が急速に変化する中、現状に安住していては将来顧客を失うリスクも歪めません。

急速な変化に適応するために、

・業務のやり方やモノの作り方を変える

・製品やサービスを変える

・品質に対する考えや取り組み方を変える

・組織のあり方や働き方を変える

など、会社は変革に取り組み、変わらなければなりません。変わることができなければ、衰退の一途をたどるばかりです。

 

■変革によるメリット

変革への取り組みは、全部門を対象とした自主的な活動であり、ここでは“自主的改善”と言っておきます。変革に取り組むことにより、

・業務効率の改善や生産性の向上

・製品・サービスの品質や業務品質の向上

といった成果が得られます。また、自主的改善を通じて

・自分で考え行動できる人財の育成

・コミュニケーションのとれた一体感のある組織の形成

が図れます。

 

■企業変革のプロセス

企業を変革するのに決まったプロセスはあるわけではありません。

以下に示すのは弊社が実施している企業変革への取り組みプロセスです。

 

危機意識を高める

「なぜ変革に取り組まなければならないのか」 まずは、変革に取り組む理由や背景など、社員への説明が必要です。

なぜなら、「なぜ、改革などに取り組むのか」、「今まで通りでいいじゃないか」といった不平や不満の声をよく耳にします。これでは、やらされ感いっぱいで、力を発揮することもなく、成果も期待できません。

自社がどのような状態なのか。組織がどのような問題を抱えているのか。問題を社員と共有することで危機意識が高まります。「なるほど」、「だから変革に取り組まなければならないのか」といった納得も得られるのです。

 

変革推進チームをつくる

企業変革を推進していくためのチームを編成します。リーダーを選任し、チームのメンバーとして各部門からキーパーソンを任命します。

 

ビジョンの策定と社員への周知

経営者を中心に、次世代経営者やキーパーソンが3年後、5年後にどんな会社にしたいのか。企業変革の実現に向け、企業の進むべき方向や社会における在り方など、とことん考え抜き策定します。大切なことは、社員の共感が得られるようなビジョンであることです。

次は、経営者は、掲げた経営ビジョンを社員に周知徹底すること。わかりやすく、そしてビジョンへの思いを伝えることにより、社員とビジョンを共有し、組織に浸透させていきます。

 

“チャレンジ目標”の策定

経営ビジョンの実現に向け、部門ごとに部門長とキーパーソンで協議し、1年間での改善計画=チャレンジ目標を作成します。ポイントは、自らの目標は自らが作ることです。社長や上司に言われことを計画や目標にするのではありません。ビジョン実現に向け、自分の職場は何が問題か。問題解決のためにどのような課題に取り組まなければならないのかを、本音で話し合いチャレンジ目標に落とし込んでいきます。

 

PDCAを回し続ける

目標達成に向け、改善を継続していきます。

そのために、 “自主的改善”を継続するための仕組みをつくります。月に一度、部門ごとに進捗会議を開き進捗状況を確認。問題があれば解決策を協議し改善に取り組みます。このようにして、改善活動を継続していきます。

■まとめ

企業変革に取り組むことで、人が育ち、組織力が高まります。その結果、大きな成果が生まれます。弊社では企業変革への取り組みを支援しています。企業変革や自主的改善にご感心がある場合、下記宛に問い合わせやご相談をしていただければ幸いです。

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