Column

内海 政嘉

「対話」とは

先日のコラムで「対話の場」とは何かといったことを定義しました。
今回は、私どもが考える「対話」とは何かについて定義しておきます。

「対話」とは、本音での意見交換により、お互いの (1)考え (2)なぜ (3)感情を伝える ことにより、理解し合うことを言います。

このように対話とは、単なる情報交換や意見交換、ましてや一方的な指示や報告・連絡、雑談などではありません。

  1. 考えを伝えるとは、自分が持つ意見、経験・スキルや事実を正確に伝えることです
  2. なぜを伝えるとは、自分がなぜその様に考えるのか、その背景や理由をわかりやすく伝えることです
  3. 感情を伝えるとは、自分が持つ考えやスキルなどに対する思いの熱さを伝えることです。

近年、多くの職場で、「上司との会話は指示しかなく、言われたことをやるだけ」、「上司の考えやスキル学ぶ機会がない」、「自分の意見や考えを言う場がない」といった本音の声をよく耳にします。

このような職場では、不安や不満がたまるばかりで、仕事への意欲も沸かないし、人もなかなか育ちません。

職場に対話の場を設け、対話を活発にすることで、やる気の出る明るくて活気のある職場に変えて行こうではありませんか。

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