6回目以降の事業再構築補助金の変更点

事業再構築補助金は来年度も継続を予定していますがこれまでの内容からいくつか変更点がありました。

変更点は以下の5点です。

1. 売上高10％減少要件の緩和
2. 回復・再生応援枠の新設
3. グリーン成長枠の新設
4. 通常枠の補助上限の見直し
5. その他運用改善等

現在公表されている内容を簡単に紹介します。

◆１. 売上高10％減少要件の緩和

変更点の内容は以下の通りです。

「2020年10月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高がコロナ以前と比較して5％以上減少していること」これを撤廃します。

詳しく文字で書くとややこしいのですが、これまで売上高の減少要件が2つの条件を満たす必要がありました。

その1つが撤廃される予定なので、要件が緩和されます。

◆2. 回復・再生応援枠の新設

特に売上高の減少が激しい事業者を対象に手厚い支援をする目的で新設される予定です。

これまでの緊急事態宣言特別枠が撤廃され名前を変えて登場するようです。

従業員数によって上限がありますが、補助率が3/4に引き上げられ、主要な設備の変更を求めないといった緩和要件が決まっています。

◆3. グリーン成長枠の新設

グリーン成長戦略「実行計画」14分野に掲げられた課題の解決に資する取組を支援する枠組みが新設されます。

これにより卒業枠・グローバルV字回復枠は廃止されます。

補助上限額が最大1.5億円と大きく、売上高10％減少要件を課さないといった内容です。

◆4. 通常枠の補助上限の見直し

通常枠の上限が引き下げられる予定です。

具体的にはこれまでの上限から2,000万円少なくなっています。

従業員数101名以上の事業者は引続き上限は8,000万円です。

◆5. その他運用改善等

最低賃金枠と大規模賃金引上枠は継続される見通しです。

また第5回で新たに追加された新事業による売上高10%要件の緩和も継続されます。

第6回公募における主な見直し項目は、こちらを参考にしてください。