事例・実績
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5S掃除が隅々まで行き届き、継続する方法(1)
「うちの社員は掃除をきちんとやらなくて……」
「掃除はやっているのですが、どうもダラダラとしているようで……」
「すみずみまできれいに掃除をせずに、大ざっぱなんです」
このような悩みは、5S活動をしている会社ではよく聞かれることです。思い当たるふしがある方も多いのではないでしょうか。
掃除が隅々まで行き届き、継続する方法のひとつとして「一人一役」というやり方があります。これは、清掃場所や清掃箇所の担当者を明確にするという方法です。
自分の清掃エリアが必ず割り当てられるようにする方法です。
例えば、私たちクリエイションでは、下の写真のように場所と担当者を決めています。
こうすることの効果は次のとおりです。
- 1.清掃エリアに漏れやダブりがなくなる
- エリアがきっちりと分けられているので、掃除が漏れてしまうことや、同じ場所を複数の人が掃除してしまうことを防げます。
- 2.自分の責任箇所が明確になる
- 自分がどこのエリアを清掃しなければならないのか明確なので、清掃に対する意識が高まります。逆に言うと、誰がサボったのかが一目瞭然になります
私たちの場合、担当エリアは毎月ローテーションしています。人を変え、視点を変えることで、これまで気がつかなかった汚れが見つけられるからです。
この「一人一役」だけでも清掃に対する意識は大きく変わりますが、掃除が隅々まで行き届き、継続するためには、これと組み合わせると効果的な手法もあります。それは次回に説明したいと思います。