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5S5Sを習慣にするためのコツ14ヶ条(1)
前回に引き続き、5Sを習慣化することについてお話をします。
5Sだけではありませんが、習慣化するために重要なことは、何も簡単なことから始めるだけではありません。
5Sを習慣化するためのコツをいくつかお伝えします。これらをできる限り守ることで、「5Sをやって当たり前」の組織になることを願っています!
- 1.まずは「1ヶ月継続」を目標にする
- 事柄が習慣化するには、平均で66日かかるという話をしましたが、まずは1ヶ月を目標に頑張ってみましょう。
最初の1ヶ月を乗り切ることができれば、後の1ヶ月もずっと楽に乗りきれるはずです。職場の掃除、定位置へモノを戻すこと、なんでも結構です。 - 2.毎日できることを考える
- 習慣化するには、毎日続けることが重要です。
週に2〜3回やる、というのでは、毎日やるよりも習慣化しにくいものです。1ヶ月毎日続けられることを、選んでみましょう。この時必要なのは、ひとりだけでやるのではなく、全社・全員で毎日何かをする、ということです。全員参加の5Sが、社内に一体感を作るためです。 - 3.シンプルに始めてみる
- 最初から5Sを完璧にしよう、なんてことは思ってはいけません。やりすぎること、燃えすぎることも逆効果です。
例えば、工具棚の改良をしたいと思ったならば、今日はある工具ひとつだけを選んで、定位置の表示を作ろう。明日は次のひとつの表示を作ろう、と言った具合です。 - 4.忘れないよう工夫する
- やり始めると、だいたい2週間くらいで、決めたことをし忘れることが起こってしまいます。毎日やることを忘れないよう、チェックリストを作ることが5Sでは最も効果的です。
万が一忘れてしまっても、くよくよしないように。1日くらい忘れても、どうってことありません。 - 5.同じ日時に、同じやり方で取り組む
- 日時を決めてする、手順を決めてするということは、習慣化しやすくなります。
例えば、毎日同じ時間に、同じ場所から掃除を始める、ということです。 - 6.仲間を作る
- 一緒にする仲間を作りましょう。辞めたくなっても、仲間がいれば続けようという気持ちになります。
「組織が変わる5S」では、職場単位で全員参加の5S活動をすることを、推奨しています。 - 7.「合図」を作る
- 合図とは、決めたことをやる前に行われる所作のことです。
例えばですが、小学校や中学校の時、掃除時間には音楽が流れていませんでしたか?「この音楽が流れると掃除しなければな」という気持ちを作ればしめたものです。
音楽が難しければ、上司や経営者の掛け声(「さあ、掃除やろうか!」のようなもの)でも効果的です。