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5S5Sを習慣にするためのコツ14ヶ条(2)
前回に引き続き、5Sを習慣化することについてお話をします。
5Sだけではありませんが、習慣化するために重要なことは、何も簡単なことから始めるだけではありません。
5Sを習慣化するためのコツをいくつかお伝えします。
これらをできる限り守ることで、「5Sをやって当たり前」の組織になることを願っています!
- 8.できない自分を認める
- 5Sがすぐになんでもうまく出来るようになる、なんてことは思わないことです。ちなみに私は自宅のトイレを毎朝掃除していますが、完全に定着するまでに8回サボりました。
眠たい時は、適当に拭き掃除をしたことも何度もあります。でもそれでいいんです。最善は尽くしたほうがよいですが、できないこともあって当然だと割りきりましょう。 - 9.グループ編成を考える
- 会社の中で、比較的真面目に5Sを取り組んでいる人と、そうでない人をバランスよくミックスして、グループで活動することです。
人は他人に影響されやすいものです。自分より一生懸命、棚や机の整頓や、床や共有スペースの掃除に取り組んでいる人がいると、その人の影響を受けます。
「いまさら5Sなんて気恥ずかしい」と思っている人でも、率先して実行する人が他にいれば、自分だけ気恥ずかしいという気持ちはなくなります。「どうやればいいかわからない」という人は、率先して実行する人のやり方を真似することもできます。 - 10.「まずは試しに…」という気楽な気持ちでやる
- 目標や計画を立てたとしても、「まずは試しにやってみよう。
うまく行かなければやり方を変えればいいや」と割り切ることです。
「整理を徹底して、倉庫にあるモノを半分に減らそう!」と意気込んだとしても、いろいろな理由でできないこともあるでしょう。でもそれでいいんです。
できなければ目標や計画を修正したり、もう少し長い目で取り組むようにしたり、柔軟に対応しましょう。 - 11.写真を撮る
- 今の職場の現状を、とにかく何枚も写真に撮ることです。
自分の目で直接見るよりも、写真で見たほうが客観的に風景を見ることができます。
不思議な事に、普段は何とも思えないのに、写真を撮ると「ここ、ゴチャゴチャしているな」「うわー、あそこ汚いな」ということに気がつきます。
それが問題意識です。問題意識が芽生えたら、あとは改善するだけです。 - 12.書いてみる
- 5Sを通じて、どういう職場を作りたいのか、何をするのかを、書き出すことです。
書くことによって、考えが明確になり、最終目的地がはっきり見えるようになります。
ゴールが定まれば、そこへ向かってやってみようという気持ちが自然に芽生えるものです。 - 13.5Sが進めばどれだけ便利になるか、書きだしてみる
- 自分にとっての5Sのメリットを明らかにすることです。
「工具が探しやすくなる」「書類を取りに行く手間が省ける」「きれいな事務所で仕事ができる」など、なんでも結構です。
5Sをすることで、職場がよくなっていく姿を具体的にイメージできれば、「やってみようかな」という気持ちになります。 - 14.反対に、5Sをしないと、どれだけ不便かを書きだしてみる
- 上記の取り組みの反対です。
「工具を探し回らないといけない」「汚い工場では、お客さんが来た時に恥ずかしい」など、なんでも結構です。
どうでしょうか?この14ヶ条ならば、明日からでもすぐにできますね!
さっそくチャレンジしてみて下さい!